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忍者vsクラーケン
この旅でボクは本当に強くなれたのだろうか。
白さんがボク達を先に行かせるために単独でマリリスと戦うと言ったとき、
ボクにはそんな勇気が無かった。
正直に言えば悔しかった。
今こうしてボク一人でクラーケンの所に残ったのは、皆の為では無い。
自分自身の為だ。
もっと強くならなければ。
そうでないと彼に振り向いてもらえるわけも無い。
そんな邪まな考えがあるのは否定できないし、
同じ女の子でありながら白さんは一人戦っている。
誰のために?もしかして黒のために?
そういった事への嫉妬みたいな物もボクを動かしている。
(ボクだってやってみせる・・・)
けれど何かおかしい。
身体が思うように動かない。
さっきの昏倒の影響がまだ抜けていないようだ。
ずっと気になっていることがある。
・・さっき見た夢は何だったんだろう。
ただの夢にしてはリアルすぎた・・というよりも、
本当にあれは夢だったんだろうか?
そんな事を考えれば考えるほど身体が動かない。
ああ、だめだ・・やっぱり重い・・・。
いや・・・あれ・・?
頭も・・重い・・・違う・・・眠い・・・?
何だ・・・?
そんな事はおかまいなしに、クラーケンは怒涛の攻撃を仕掛けてくる。
『はっ・・!』
おかげで目が覚める。
間一髪攻撃を避けた。危ない危ない。
こんな状況で逆によかったかもしれない。
じゃなきゃいつまた意識を持っていかれてもおかしくない感じだ。
何なんだこの睡魔は・・・。
『化け物め!』
こちらからも攻撃をしかける。
ザンッ
クラーケン「グオォ」
やった!触手を1本切り飛ばした。
切断された触手がゆっくりと宙を舞う。
---本当にゆっくりと---
このまま一気に畳み掛け・・・・よ・・・・
・・・・やばい・・・・
何なんだ本当にこれは・・・・疲れ・・・・?
・・・それにしては妙だ・・け・・・ど
(いけない・・ここで気を失いでもしたら間違いなく殺される・・・)
ドゴン!
空から隕石が降ってきた。
『いてっ』
F「お、生きていたか。よかった。」
え・・・。
F「大丈夫か?今の状況はわかるか?」
え?え?
クラーケンは?
『ここは!?またさっきの夢・・・?』
F「ダメか・・・。」
『ボクどうなったの・・・?』
F「メテオの破片が当たっただけだ。」
『そうじゃなくて・・ここは夢の世界じゃないの?
ボク今クラーケンと一人で戦ってて大変なんだ!
こんな所で眠っている場合じゃない!』
F「夢・・・というならそっちが夢だろ。クラーケンって何だ。」
これは本格的にやばい。
だってこれはやっぱり夢じゃない。
さっきよりも明らかに意識がはっきりとしている。
この人の言うように、本当にクラーケンが夢?
そうだ。この瞬間はそうとしか感じられない。
今までいた世界が夢で、こっちが現実。
でもそんなバカな話があるものだろうか。
あっちはあっちで間違いなく現実だったはずだ。
2つの現実なんてそんな・・・
ん・・・2つの現実?
まさか・・・。
そなたたちの記憶は、失われたようだが
そなたたちは、この地に迷い込む前、正しい時間の流れ生きていたのだ
しかし、その時の流れは今この時代で突如ゆがんでしまった…。
クレセントレイクで聞いた賢者の話。
ボクらは記憶を失い、そしてそれぞれ別の世界からあの地にたどり着いた。
ここがそうなのか・・・!?
でも・・・
F「さてどうしたものか。どうやら本当に記憶喪失らしいな。」
記憶喪失・・・そう、ここでの記憶がまるでない。
元々いた世界に戻ってきたとするなら、どうして記憶は戻らないの?
いや、答えは簡単か。
まだあっちの世界での使命を果たせていないからだろう。
この世界が本当にボクが居た世界なら、このままでもいいのかもしれない。
記憶は失くしているけど、そのうち思い出すかもしれないし、
そうじゃないにしたって新たな真っ当な生き方ができるかもしれない。
でも・・・。
『ボク戻らなきゃ。』
あっちの世界でやり残した事がある。
結果はどうでもいい。
でも、彼に想いを伝えなきゃいけない。
F「ん・・・夢の世界にか?』
『うん。見ていた夢があるんだ。
それを終わらせなきゃ。
それできっと・・』
それでこっちの記憶も戻るんだと思う。
F「いや冗談だったんだがな。
まあいい、確かに今はまだ寝ていたほうがいいのかもな。
じゃあスリプルをかける。ゆっくり休んでいていいぞ。」
それに多分、この人は---
『うん、ありがとう!
あ、待って。キミの名前をもう一度。』
F「俺の名は----------」
彼は自分の名前を告げると同時に睡眠魔法を放った。
その名をしっかりと聞き、ボクは深い眠りについた。
クラーケン「グオォ」
切断された触手がゆっくりと宙を舞っている。
戻ってこれた!
あっちで数分は過ごした感覚があるけど、こっちじゃ1秒も経っていないのか。
2つの世界はお互いに現実、いや、
逆に言えばどっちも夢の世界だっていう事ならそんなもんか。
うん、大丈夫。
今度は意識がはっきりしている。
さっきの昏睡は、もしかしてボクの意識があっちの世界ばかり気にしていたから?
それで向こうに引き寄せられたのかな。知らないけど多分そんな気がする。
もう平気だ。意識はこっちの世界に向いてるし、力もみなぎっている。
『さあトドメだ!』
さっさとこんなイカの化け物を倒して先を急ごう。
この世界の黒魔道師・・・彼の所へ。
つづく。
次回、白さんとマリリスの決着!
白さんがボク達を先に行かせるために単独でマリリスと戦うと言ったとき、
ボクにはそんな勇気が無かった。
正直に言えば悔しかった。
今こうしてボク一人でクラーケンの所に残ったのは、皆の為では無い。
自分自身の為だ。
もっと強くならなければ。
そうでないと彼に振り向いてもらえるわけも無い。
そんな邪まな考えがあるのは否定できないし、
同じ女の子でありながら白さんは一人戦っている。
誰のために?もしかして黒のために?
そういった事への嫉妬みたいな物もボクを動かしている。
(ボクだってやってみせる・・・)
けれど何かおかしい。
身体が思うように動かない。
さっきの昏倒の影響がまだ抜けていないようだ。
ずっと気になっていることがある。
・・さっき見た夢は何だったんだろう。
ただの夢にしてはリアルすぎた・・というよりも、
本当にあれは夢だったんだろうか?
そんな事を考えれば考えるほど身体が動かない。
ああ、だめだ・・やっぱり重い・・・。
いや・・・あれ・・?
頭も・・重い・・・違う・・・眠い・・・?
何だ・・・?
そんな事はおかまいなしに、クラーケンは怒涛の攻撃を仕掛けてくる。
『はっ・・!』
おかげで目が覚める。
間一髪攻撃を避けた。危ない危ない。
こんな状況で逆によかったかもしれない。
じゃなきゃいつまた意識を持っていかれてもおかしくない感じだ。
何なんだこの睡魔は・・・。
『化け物め!』
こちらからも攻撃をしかける。
ザンッ
クラーケン「グオォ」
やった!触手を1本切り飛ばした。
切断された触手がゆっくりと宙を舞う。
---本当にゆっくりと---
このまま一気に畳み掛け・・・・よ・・・・
・・・・やばい・・・・
何なんだ本当にこれは・・・・疲れ・・・・?
・・・それにしては妙だ・・け・・・ど
(いけない・・ここで気を失いでもしたら間違いなく殺される・・・)
ドゴン!
空から隕石が降ってきた。
『いてっ』
F「お、生きていたか。よかった。」
え・・・。
F「大丈夫か?今の状況はわかるか?」
え?え?
クラーケンは?
『ここは!?またさっきの夢・・・?』
F「ダメか・・・。」
『ボクどうなったの・・・?』
F「メテオの破片が当たっただけだ。」
『そうじゃなくて・・ここは夢の世界じゃないの?
ボク今クラーケンと一人で戦ってて大変なんだ!
こんな所で眠っている場合じゃない!』
F「夢・・・というならそっちが夢だろ。クラーケンって何だ。」
これは本格的にやばい。
だってこれはやっぱり夢じゃない。
さっきよりも明らかに意識がはっきりとしている。
この人の言うように、本当にクラーケンが夢?
そうだ。この瞬間はそうとしか感じられない。
今までいた世界が夢で、こっちが現実。
でもそんなバカな話があるものだろうか。
あっちはあっちで間違いなく現実だったはずだ。
2つの現実なんてそんな・・・
ん・・・2つの現実?
まさか・・・。
そなたたちの記憶は、失われたようだが
そなたたちは、この地に迷い込む前、正しい時間の流れ生きていたのだ
しかし、その時の流れは今この時代で突如ゆがんでしまった…。
クレセントレイクで聞いた賢者の話。
ボクらは記憶を失い、そしてそれぞれ別の世界からあの地にたどり着いた。
ここがそうなのか・・・!?
でも・・・
F「さてどうしたものか。どうやら本当に記憶喪失らしいな。」
記憶喪失・・・そう、ここでの記憶がまるでない。
元々いた世界に戻ってきたとするなら、どうして記憶は戻らないの?
いや、答えは簡単か。
まだあっちの世界での使命を果たせていないからだろう。
この世界が本当にボクが居た世界なら、このままでもいいのかもしれない。
記憶は失くしているけど、そのうち思い出すかもしれないし、
そうじゃないにしたって新たな真っ当な生き方ができるかもしれない。
でも・・・。
『ボク戻らなきゃ。』
あっちの世界でやり残した事がある。
結果はどうでもいい。
でも、彼に想いを伝えなきゃいけない。
F「ん・・・夢の世界にか?』
『うん。見ていた夢があるんだ。
それを終わらせなきゃ。
それできっと・・』
それでこっちの記憶も戻るんだと思う。
F「いや冗談だったんだがな。
まあいい、確かに今はまだ寝ていたほうがいいのかもな。
じゃあスリプルをかける。ゆっくり休んでいていいぞ。」
それに多分、この人は---
『うん、ありがとう!
あ、待って。キミの名前をもう一度。』
F「俺の名は----------」
彼は自分の名前を告げると同時に睡眠魔法を放った。
その名をしっかりと聞き、ボクは深い眠りについた。
クラーケン「グオォ」
切断された触手がゆっくりと宙を舞っている。
戻ってこれた!
あっちで数分は過ごした感覚があるけど、こっちじゃ1秒も経っていないのか。
2つの世界はお互いに現実、いや、
逆に言えばどっちも夢の世界だっていう事ならそんなもんか。
うん、大丈夫。
今度は意識がはっきりしている。
さっきの昏睡は、もしかしてボクの意識があっちの世界ばかり気にしていたから?
それで向こうに引き寄せられたのかな。知らないけど多分そんな気がする。
もう平気だ。意識はこっちの世界に向いてるし、力もみなぎっている。
『さあトドメだ!』
さっさとこんなイカの化け物を倒して先を急ごう。
この世界の黒魔道師・・・彼の所へ。
つづく。
次回、白さんとマリリスの決着!
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