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徒然なるままにFleyさんの何となく日記
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ナイトvsティアマット


tiamat.gif











ティアマット「フハハ!おもしろい、その覚悟気に入ったぞ!
久しぶりに楽しめそうだ!」

『こっちはてめえじゃ物足りねえんだよ!』

『オオオオオオオ!』


袈裟斬り。
正面から懐に飛び込み、振りかぶって首筋から胴体へ斬り降ろす。


ザクッ

入った。だが浅い。
このまま逆袈裟に斬り上げ・・・

む・・・!

『なんだぁ・・?』


ダメだ。
次の瞬間に別の首からの反撃だ。
噛み付き・・スピードが早い。

『ちぃぃいっ!』


かわせねえ・・・!
後ろに飛ぶには間に合わない。
ならば・・。

ガフッ

『ぐああっ・・!』

更に前に踏み込み受け止める。
この深さまで潜り込めば、どの首からの追撃も届かない。


『おおおおおおおお』


ズシャアアア

ティアマット「ぐぬうううぅう!!!!!」

5本ある首の一つを落とした。

これでやっと1本かよ・・・。
皮を斬らせて肉を断つ・・・なんて次元じゃねえな。
痛すぎる。

『はぁ・・・はぁ・・・』

ティアマット「このような攻撃が・・・大した覚悟だ。
しかし次は通用するかな。身体の方も持つまいよ。」


うるせえ・・やってみなけりゃわからねえ。

『つああっ!』

再び飛び込む。
今度は剣を小脇に抱えての突進。


ダダダダダダ

相手の反応は・・・

ちっ、やはりそうくるか。
4本の首は大きく息を吸い込んでいる。
火炎ブレスか何かで迎撃する気か。

間に合うか・・・?
いや、間に合わせる。

『りゃああああ!』


ズンッ

やった!
呆気なく2本目の首を突き落とし・・・何ぃ!?

ボオォォッォォォ

『ぐああああああああああ』

残った3本の首からの一斉放火。
さすがにこれにはまるで対応できない。


ティアマット「ふん。かわさずに受け止めて反撃か・・・
なるほど、これは効果的なものだな。」

『野郎・・・』

残る首は3本。
それに対してこちらの体力は・・・いいとこ3割か。

へっ、わかりやすい計算じゃねーか。

出し惜しみもしちゃいられねえ。


『・・・さあて次だ』

エクスカリバー。
これに力いっぱいエネルギーを込める。
すると剣身からオーラのような物も漂い始める。


ダッ

ジャンプ。
飛び上がって上側からの急襲。
ドラグーンと呼ばれる者達の使う常套技でもある。


しかしこれは、こちらも逃げ場がない。
相手の迎撃を容易く受けてしまう。

それが狙いであった。


目論見どおり、ティアマットの対空迎撃。
首を延ばし、叩き落そうとする攻撃だった。


ティアマット「何っ!?」

そう。これは届かない。
最初からこのジャンプは陽動。届くはずが無い。


とはいえ、こちらからの攻撃が届く間合いでもない。
ティアマットもそれは理解している。

そこに隙が生まれる。


着地点は敵の真横。


『喰らいやがれえっ!』

ズオアアアァァァァ


着地点からその場で剣を振り下ろす。
当然これも敵には当たらない。直接は。

ティアマット「グアアアアアアアアアア」


聖剣技。
振り下ろされた剣から凄まじい衝撃を伴ったエネルギー波が発生。
伸びきった首めがけ、横側からうねりを上げ進む。


そしてそのまま2本の首を消し飛ばした。


『ち・・・1本残ったか。』

『ぐ・・?ぐはっ・・・』


しかし膨大なエネルギーを込めて放つ性質上、
使用者の命をも削ってしまう。いわば暗黒剣でもある。


ティアマット「き、貴様・・・。今のは・・・?」

残る首は1本。
こちらの体力もせいぜい1割あるかないか。


ティアマット「そ、その技・・・貴様、人間では無いな。」

『あ・・・?』


何言ってやがる。人間じゃなきゃ何だってんだ。

ティアマット「まさか!
りゅ、龍王の・・・いや、ありえん!あれは死んだはずだ。」


くだらねえ話に付き合ってる場合じゃねえ。
次で決めないと本気でやばい。

ティアマット「だが・・・今の技は間違いなく龍王技・・・・なぜ・・」

うるせえな・・その最後の首も叩き落として黙らせてやる。

クラッ

く・・・だめだ、力が入らん。
意識が飛んじまいそうだ。
これじゃあ次の攻撃に移れねえ。

ティアマット「答えよ!貴様は何者だ・・・!」

『・・・しらねえよ。
記憶があるのは光の戦士になった後の事だけだ。』


ティアマット「記憶がない!?それじゃあやはり・・・!」

ピカッ

その瞬間だった。
一瞬の発光の後・・・・


『ええええっ!?』

なんとティアマットの姿が一人の人間の男に変わっていた。




「嬢・・・ご無沙汰しておりました。
気付かなかった事も含め、今までのご無礼お許しください。」


『はあ????
だ、誰だお前・・・・?』



つづく。
またしてもトンデモ展開。
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