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徒然なるままにFleyさんの何となく日記
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土・水のカオスを倒した4人。

残るは火・風の2体。

俺たち・・いや、私達4人は、黒魔の提案でひとまずルフェイン人の町へ行く事となった。
今後の旅に関する重要な情報が得られるらしい。

私は戦士からナイトになって、随分と色んな事が見えるようになってきた。
前はただ愚直に突っ走る事、力を誇示する事で仲間内で優位に立てると考えていたが、
今となってはとても穏やかに、そんな些細な事は気にしなくなっている。

これがナイトたる者の、いわゆる騎士道精神というものだろう・・か。

(・・違うな。)

いや、それも確かにあるのかもしれない。
だがやはり黒魔の存在が大きい。

世の中、上には上がいると知った。
もちろん剣技では負けはしない。
が、どう戦っても・・こいつだけは斬れる気がしない。

腑抜けた訳では断じてない。
むしろ戦士だった頃よりも力に固執する部分もある。
違いは、その方向性なんだ。

誰よりも強くありたい、その本質こそ変わらないが、
今求めているのは純粋な己の強さのみであり、
仲間内での立場などどうでもいいのだ。

黒魔と勝負して勝ちたい。
そんな気持ちもどこかに・・、いや、確かにあるが、
それは真っ当な力比べをしてみたいというだけの、まぁ叶わぬ願望だな。

ルフェイン人の町に着いた私達4人は、手近な人に話を聞いてみた。

「ル・・・・パ・・・・ガミ・・・・ド?」

ところが何を話しているかさっぱり理解できない。
なるほど、ここでロゼッタ石か。
この石があればルフェイン言語が理解できるわけだな。

『だがこの石をどうすりゃいいんだ?』
黒「ちょっと待ってくれ。」
『ああ。』


黒「すまん。順番を間違えた。
先にこの石版を学者に解読してもらい、その学者から教えを請う必要がある。」


『マジか。』


こいつもミスする事があるんだな。
以前の自分ならここでキレてた所だが、
どんな人間だって完璧ではない。
今はそんな風に考えられる度量を得た。
だからこそ人は成長するというものだ。
完璧という事は、それ以上は伸びないという事だしな。

そんな風に考えられるようになった自分が嬉しい。

忍「その学者はどこに?この街?」

白「ん~、オンラクでロゼッタ石の話を聞いた時、たしか・・」

『ああ、それ聞いたな。わかるわ』

『たしか・・言語学者ウネの弟がその話をしてたんだよな』

白「そうそう。兄がルフェイン語の研究をしていて、
ロゼッタ石さえあれば解明できる、みたいな話~」


『じゃあウネを探せばいいんだな』

黒「そういう事のようだ。すまなかった、記憶が曖昧でな」


忍「そんな別に。黒さんの責任じゃないよ。」


『そうさ。4人みんなの旅だし、1人気に病むもんではない。
・・って言っても、そのウネはどこにいるんだっけ?はは。』


黒「メルモンドの街だな」

白「いたね~」



はっきり言うと全然覚えてなかったんだが、
メルモンドに行くと確かに学者ウネがいた。
まぁ、ここの街にいた頃は戦士だったしな・・・。

064f52b4.jpg

































ウネからルフェイン人の言葉を教えてもらい、
急ぎルフェイン人の町へ戻った。

ところが、ここで黒魔が
「ちょっと先に魔法屋を見てみたい。あとで合流する。」
と言いだした。

まあ前にもこんな事があったしな。

『じゃあまた3人で聞き込み

言いかけたら、

白「・・・あっ!あたしも魔法見てこようかな~・・あはは
・・じゃねっ。また後で・・。」


白魔も、そそくさと黒魔の行った方を追っていった。

みんなで魔法屋に付き合ってもよかったが、
まあうちら2人は高位魔法を見てても解らないしな。

忍「じゃあ2人で聞き込みしようか。」

『ああ、そうだな』

結局、忍者と2人で聞き込みをする事に。

なるほど確かに今度はこいつらの言葉がきっちり理解できる。
ここで得られた情報は、想像を遥かに超える次元の物ばかりだった。
  • 我々ルフェイン人は昔、天空人とよばれていた。お前たちの飛空船も、我々の祖先が使っていた物。
  • 火土水風4つの力で世界は形成される。我らは風の力を授かり、宇宙へ城を浮かべた。
  • 浮遊城に我らの祖先が昔住んでいた。ミラージュの塔が浮遊城の入り口になっている。
  • 4匹のカオスを操る奴がいると踏んだ我らは、その居場所を突き止めるべく5人の戦士を旅立たせたが、ついに帰ってこなかった。
  • 天空人の力、すなわち風の力は、400年前よりティアマットに遮られている。
  • さあ、このチャイムを持っていくがよい!!これを持っていればミラージュの塔へ入ることができる!

ふむ・・・。




一通り聞き込みを終えると、黒魔・白魔の2人が戻って来た。

突然の驚愕を私を襲う。

『・・・!?』
(なんだ・・黒魔のこの・・風格は・・?)


言うなれば、達人同士だからこそ分かる相手の手並み。

何かとんでもない新しい魔法でも売っていたのか・・?
・・いや、それにしては・・明らかに今までと異なる気の質・・オーラと言ってもいい。
今までですら相当な物だったのに、まるで別人・・化け物だ。


黒「どうかしたか?」

心なしか、機嫌のよさそうな口調でそう言われた。

『ああ、いや・・。」

気持ちを切り替え、とりあえず入手できた情報を2人に教えた。

なんだか白魔はうわの空という感じで妙だったが、まあ気のせいか。

『さて・・じゃあ、次はミラージュの塔か?』


場所は私も知っている。
以前、ガイアの街で聞いた話によると、こんな話だったはず。

「ヤーニクルム砂漠にある塔には誰も入ることができない…。
まるで蜃気楼のようでミラージュの塔と呼ばれているんだ。
本当に蜃気楼なのかどうかは誰も知らないんだけどな。」


忍「このチャイムを鳴らせば中に入れるんだって。
そういえば海底神殿でも人魚がそんな話してたね。」


そう言って忍者はチャイムをちりんちりんと鳴らしている。

黒「ティアマットか・・。まあマリリスを先でもいいんだが・・
浮遊城へ行くには何か足りないような気がしてならない。」


『そうなのか?』

黒「ああ・・それが何だったかまでは思い出せないがな。」

『ふむ。だがそれならそれで、行ってみれば何が足りないのかわかるかもな。
逆に、行かなかったらずっとわからないのかもしれん」

忍「確かにそれもそうだね。とりあえず行ってみようよ」

黒「わかった。そうしよう。」
白「は~い」

不思議な物で、以前あれほど執着していたPTの仕切りに関して、
そんな物どうでもいいと思い始めた最近こそ、それが身について来ている。
今までのように、強引に押し通すだけではダメという事だったのか。


飛空船で砂漠地帯へ。
手近な場所に着陸し、手はず通りにチャイムを鳴らしてミラージュの塔へと進入する。

流石は古代天空人のシンボルというだけあって、財宝の質がすごい。
中でもイージスの盾という物は、石化を防ぐ事ができるという代物だ。
他にもドラゴンメイルや守りのマントといった高性能な防具も手に入り、
否応なしに高揚感が増してくる。

敵の強さも今までの比ではなく、相当に腕を上げたはずの私でも苦戦する時があった。
戦って、戦って、戦って。
先へ先へと進む。

(まだまだだな・・こんな程度であいつに勝てるとは思えん)

気付くと黒魔の事を考えている自分があった。
確かに自分もどんどん強くなっていっている。
が、今の黒魔の強さはとんでもねえ。


塔のつくり自体はそう複雑でもなく、超高層というわけでもない。
というか、3階へ辿り着いた途端そこから上には行けなかった。

だが、その3階には今まで見たことの無い生物がいた。
いや生物というにはあまりにも生気のない、不思議な物だった。

「ワタシタチノ ナカマノ 1タイ ボウソウ・・・・
ニシ ノ カナタニ トビサッテ シマッタ
アイツ ワープキューブ モッテル」

「ワープキューブ ツカッテ フユウジョウへ
ワープ スルデス」


黒魔が言うにはロボットと呼ばれる機械じかけの人形らしい。
飛空船や浮遊城もそういった機械で動いているらしい。
これがようするに、滅んでしまった高度な古代文明というやつか。

黒「ワープキューブか・・・。」

『それが言ってた足りない物なようだな。
だがどこにあるかはわかるのか?』


黒「いや、わからん。だがまあ目星はついている。
一旦、オンラクまで行って仕切りなおしがいい。」


『わかった。そうしよう。」


黒魔・・こいつの言う事だけは信じられる。
こいつの言葉には、今までこいつの培ってきた経験や、
それに伴う知識・能力、そういった絶対的な裏付けが感じられる。

最初はそれが癪だった。
その理由が、自分には無い物だから、という事に今になって気付いた。
これまでの自分に一番足りないのがそれだったわけだ。

そしてそれは無理矢理な真似事で身に着けようとするのではなく、
己を見直し、他人の意見をきちんと尊重し、
それでいて確固たる純粋な信念で物事にあたる姿勢、
そういう物の積み重ねで身につく物なのだと。

信頼やリーダーシップなどという物は、
それさえ貫ければ後から勝手についてくる。
きっとそういう物だ。

いつの日かこいつを超えてみたい。
私のするべき事は、その日を迎えるべく己を磨く事に他ならない。

そんな風に考えるのであった。

つづく。
ナイトかっこいいよナイト

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