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徒然なるままにFleyさんの何となく日記
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MHP3rdが遂に発表されましたね。
これは期待せざるを得ない。
先日のFF11関連の新情報よりワクワクしてしまいました。

さてFF1

■登場人物

・戦士:圧倒的豪傑であり、比類なき矛と盾。
・シーフ:まさかのボクっ娘。能力に伸び悩む。
・白魔術師:今回の主人公。
黒魔術師:寡黙な謎多き男。


あたし達4人の光の戦士は世界を救うのが目的なんだけど、
実はあたしにはもう一つ大きな目的がある。

土のカオス・リッチを倒したあたし達は、船でクレセントレイクの街へと辿り着いた。

この街は割りと平和なようで危機感があまり伝わってこない。
あたし的にはちょっとガッカリ。
でも新しい街はワクワクする。

「夜になったら宿屋に集合」
という事で、あたし達4人は一旦別れて自由行動になった。
と言っても、それを言い出したのは黒っちで、実際はあの人1人で別行動したかっただけみたい?

戦「じゃあ3人で聞きこみすっか」
『いいよー。別に1人で動く必要もないしね~』
シ「・・黒どこ行くんだろ」
『ん?シーちゃん黒っちに着いていく?』
シ「え、あ・・いや、ううん」

なんだかおかしなシーちゃん。

結局3人で聞き込みをする事に。この街には12人の賢者がいた。
そのおじいちゃん達が言うにはこうだ。
  • 400年前に風のカオス、200年前に水のカオスがそれぞれ現れ、北の古代文明都市を壊滅させた。
  • そして今回土のカオスが現れたが、それが倒された事によって本来200年後に目覚めるはずだった火のカオス・マリリスが目覚めかけている。
  • マリリスはグルグ火山にいる。さあこのカヌーを使って川を渡り、グルグ火山へとゆけ。
ふむふむ。
じゃあ今晩はゆっくり休んで、明日さっそくグルグ火山へ行こうという話に。

他の街人からの聞き込みをしたり、
買い物を済ませているうちに辺りも暗くなってきた。

そろそろいい時間だと思って3人で宿屋に戻ったら、黒っちはまだ来てないみたい。

『あたし黒っち呼んでくるね~。待ってて~』
こういうマメな雑用も、あたしの目的には大事な仕事のひとつ。
かいがいしい所をしっかり見せ付けなくちゃ。

黒っちは、やはり、というか黒魔法ショップにいた。
お店の中は暗くって、奥で話し声が聞こえた。

黒「・・それは確かか?」
店員「ええ。信頼できる筋の情報です。が・・物が物だけに」
黒「そうか・・わかった」
店員「あ・・。いらっしゃいませ」

店員があたしに気づいた。かなり離れてるのに。

『あ、黒っち。えと、皆もう宿屋に戻ってるよ~』

黒「…ああ。」

黒っちはそのままあたしの前を通り抜け、店を出ていった。
あたしも後を追って宿屋へ一緒に戻った。
何の話をしてたんだろう?と思ったけど聞いたりはしなかった。

そのあと宿屋で全員でミーティング。
明日の朝一番でグルグ火山を目指す話をしていたら、
黙って聞いていた黒っちが突然こう言った。

黒「氷の洞窟へ先に向かう。」
戦「こおりの?・・何だって?火のカオスはどうすんだよ」
黒「マリリスはまだ目覚めていない。被害も無い。まだ焦る必要は無い。」
シ「確かにメルモンドみたく土が腐ってるような状況ではないけど・・
でも一体そこに何があるの?」


黒「浮遊石。」

ふゆうせき・・ドワーフたちがそんな話をしてたのを覚えている。

黒「それが手に入れば飛空船が手に入る。」

戦「ほー。そいつぁ確かに魅力的な話ではあるな。」
シ「敵の強さはどうなの?今のボク達で攻略できそう?」
黒「問題ない。」

戦「ん。じゃあそっち行くか。空飛んでみてーしな。わはは」

あたしは敢えて口を出さなかった。

あたしはみんなから、誰よりも信頼できる人間として思われなければならない。
そういうイメージ作りをしなくちゃならない。あたし自身の目的の為に。
街 中の人、国中の人から、全世界の人々から信頼されないといけない。
その為には些細な事には口を挟まずに、慎ましく振舞う演技も必要なのだ。

けど不思議に思う点がいくつかあったのは事実だ。

その後解散し、明日のために休むことになった。
あたしは、それぞれがベッドで寝息を立てているのを確認し
こっそりと宿屋を抜け出して12賢者のもとへと向かった。
音を立てないように、静かに、静かに。

黒「・・・。」

12賢者は昼間と変わらずそこにいた。
あたしはカヌーをくれたおじいちゃんに、こう聞いてみた。

『私達の仲間の黒魔術師も話を聞きに来ましたか?』
答えはNOだった。
あたし達3人以外には話していない、と。

『じゃあ街の人達はカオスの事、マリリスの事は知っているのですか?』
これもNOだった。
混乱を避けるために一切口外していないらしい。

おかしい。
黒っちはマリリスという名やグルグ火山の事を何故知っているのだろう。
それに氷の洞窟ってどこにあるの?
浮遊石の件もそうだけど、この街ではそんな話は聞けなかった。

得体の知れない不安感が頭をよぎる。
あたしの目的の障害になるかもしれない。

でも今はまだ様子を見るしかない。
飛空船を手に入れられれば今後の旅が格段に楽になるのは確かだし、
しばらくは泳がせてみるしかない。

宿へ戻る途中、後ろに視線を感じた気がしたが、
振り返っても誰もいなかった。


翌日。
あたし達は黒っちの案内で氷の洞窟内部を進んでいた。

黒「そこを左」
『・・・。』

黒『まっすぐ行って、次を右」

確かに道中の敵は、今までの敵と比べて似たようなものだった。
自分たちが前より強くなったっていうのもあるけど、スムーズに進めている。
でも、どう考えてもおかしい。
何で黒っちはこんなに詳しいのか。

そんな事を考えてるときだった。
ある敵と遭遇した。

黒「・・・いかん」

その敵の群れを見た瞬間、黒っちの表情が凍りついた。
どうしたのかな?

マインドフレイア3体。
初めて見る敵だけど、何をそんなに恐れているのかな。
でも答えはすぐにわかってしまった。

戦「ぐ・・体が動かない!?」
『何・・どうなっ・・てる・・の?』

マインドブラスト!
範囲麻痺で、シーちゃん以外の全員が行動不能になっちゃった。

黒「シーフ逃げろッ!」
シ「えっ・・?」

『あ!』

直後、敵の攻撃。
たった一撃で絶命するシーちゃん。
即死攻撃だ。

結局この戦闘は、何とか逃げ延びることができた。
後でシーちゃんにレイズをかけてあげた。
こういう役目が回ってくるのは悪くない事だ。

それにしても何であの敵はあんなに強いんだろう?
範囲麻痺の連発で自然治癒しない限り動けないし、
通常攻撃に即死効果もついている。
もう、どうしろっていうのよ!

戦「あいつ出たら逃げるしかないなー。でも他は楽勝っぽいな」


攻略は続く。
途中、落とし穴のトラップにかかった。
でも黒っちが「これでいい」と言っていた。計算づくなのね。

2回目の落とし穴を落ちると、目の前に浮遊石があった。

戦「おおおー。これで空が!」
シ「帰りは?」
黒「歩く」

部屋から出ようとした時だった。

黒「・・・アストス!?・・いや違う」

ダークウィザードという敵が襲い掛かってきた。
確かに前戦ったアストスそっくり。

戦闘態勢をとったあたし達に、クラウダの魔法が降りかかってきた。
黒っちもお気に入りの、毒系範囲即死魔法。やばいかも。

それっきり意識がない。
これ死んじゃったな。




目が覚めた場所は、コーネリアの町だった。
あれ。何でこんな遠くの町に?

答えは簡単だった。
町の外に出ると飛空船があったのだ。

話を聞くと、一人だけクラウダの魔法から逃れた黒っちが、
戦闘不能のあたし達3人を連れたまま外まで逃げのびて
リュカーン砂漠という場所で飛空船を復活させたらしい。

何か納得がいかない部分もあったけど、
それよりも、そんな美味しい役を取られて悔しいと思う気持ちが強かった。
1人だけ生き残り、戦闘不能の3人を連れて逃げのびる。そんな役が。

もう話しておいてもいいだろうか。
あたしの目的はこうだ。

まず4人みんなで世界を救う。これは絶対条件だ。
今までは曖昧だったけど、どうも4匹のカオスさえ倒せば平和になるようだ。
リッチと戦った感触では、残りの3体も大したことないだろう。

問題はそのあとだ。
あたし達4人は英雄となる。

でも英雄は4人もいらない。

あたしは他の3人を、誰に疑われる事もなく秘密裏に暗殺し、
富と名声を独り占めして世界を治める、ううん・・




新世界の神となる。

これがあたしの、誰にも言えない隠れた目的だ。



つづく。
何この超展開・・


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